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コツッ………コツッ……コツッ……
暗い牢獄の中、1つの足音が鳴り響く。
それはある牢屋の前で止まる。
「………………お前が『危険分子』判断され、投獄された『艦娘』か………」
声の主は若い男。
白い制服、海軍のものを着用していた。
「…………フフフッ………だとしたら…………どうするの?………軍人さん♪」
薄ら笑いと共に声を発したのは、
川内型軽巡洋艦
那珂だった。
囚人服を着て、髪はほどけ、一目では彼女とわからないだろう。
彼女には両手足に鎖が巻かれ、完全に身動きが取れないようにされていた。
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