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俺は歩きながらまわりを観察した
天井は照明が等間隔につきており明るく
廊下は人が五人ほど通れるほどで
床は柔らかそうな紺色のカーペットが敷かれている
壁はドアが間隔をあけて並んでいる
そこで俺は疑問に思った
ドアは間隔をあけて並んでいるが
さっきの部屋を思い出してみると狭い部屋になるはずだ
「なあ」
「なに」
「あきらかに部屋とドアの間隔が合わないんだが…」
「それは別の空間に繋がってるから」
「別の空間?」
「詳しくは知らない。あと、勝手に部屋とかドアにかかってるやつとかいじっていいよ」
「……わかった」
未だにふらふらと歩きながら少女は答える
そういえば今更だが
俺、この少女の名前を知らないよな………?
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