壱章 借の屋敷

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?side 目の前にいる新しい住人が気を失った 契約をしたときの激痛で限界をこえていた体は耐えられなかったんだろう とはいうものの 「ああくらくらする…」 うちも今倒れそうである てか今すぐ倒れて寝たい でもそれはできない 新しい住人を屋敷に運ばなければならないから ひとまず鴉純をよぼう 「鴉純」 「なんだ」 名前をよぶと鴉純はすぐにきた まあこれは`当たり前のこと´なんだけど 「屋敷の部屋まで運んで」 「了」 相変わらず短い返事である でもちゃんと運ぶからどうってことない 鴉純は住人を俵かつぎして消えた 「うちもいかなきゃ…」 そう独り言を言いながらふらふらと屋敷にもどった
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