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その中身は。
・・・・・・監視カメラだった。
驚いて言葉を失う。しかし、よくよく彼女の行動を振り返ってみると、思い当たる節はいくつもあった。
そう、彼女の行動はどこがおかしかったのに。僕は何一つ気づくことなく、あろうことか彼女を頻繁に家に招いていたのだ。
途端に恐怖が僕を占める。急いで玄関に鍵を掛けた。
残りのぬいぐるみも確認してみると、全てに同じものが入っていた。
彼女は僕のことを全て理解してくれているんだと、そう思っていた。
しかし実際は。僕のことを常に見張っていただけだったのだ。
おそらく、初めて会った時からずっとそうだったのだろう。
・・・・・・このままでは駄目だ。
彼女に僕の全てを知られている今、この家に留まるわけにいかなかった。
すぐに荷物をまとめる。
早く早く。
気持ちだけが先走って手間取ってしまう。とりあえず必要最低限のものをバッグに詰め込んだところで、インターフォンが鳴った。
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