また・・・・・・ね。

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いい年してそんな風に浮かれていたのが間違いだったのだろうか。 もうそろそろ彼女との関係を深めてもいいんじゃないか、そう考えた僕は、次訪れる彼女に何と切り出そうか考えるあまりに落ち着きを失っていた。 うろうろと家の中を忙しなく動き回る。 その拍子に、うっかりと棚にぶつかってしまい、飾られていた彼女からの贈り物のぬいぐるみを落としてしまった。 ゴトッ。 ぬいぐるみにしては硬そうな音が聞こえた気がした。 驚いてすぐさま拾い上げる。 そこでふと、そういえば、彼女からの贈り物に触れたことがなかったのに気づいた。 彼女がいろいろ考えて置いたのだろうから、動かすのは良くないと思って。 だから今まで気づかなかった。 しかし、彼女からのそれは、ぬいぐるみにしては酷く重たかった。 不思議に思って、ぬいぐるみのあちこちに触れる。 すると、何か硬いものが入っていることが分かった。 彼女に申し訳ないとは思いつつ、好奇心に勝てなかった僕は、すぐさまぬいぐるみにハサミを入れ、その中身を取り出した。
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