11人が本棚に入れています
本棚に追加
「え、あ、うん」
「あー、しーたんだけ仲間外れです!
しーたんもしーたんも!」
処刑人が僕に訴えかけてきた
「そんな事言われても、手は2つしかないしなぁ」
「じゃあおんぶでいいですよ」
処刑人はにっこりと笑っている
「はいはい」
僕は仕方なく処刑人をおんぶしてあげた
「楽々です」
「ずるい」
「い、いいな…」
狙撃手と魔術師は羨ましがっていた
司令部に到着し、特殊制圧機動部隊の作戦室まで行くために廊下を歩いていると、
「おはようでござるー」
太刀を手に持った男と出会った
「おはよう侍(さむらい)」
僕達は挨拶した
「なんだか休日に遊びに行ってる家族って感じでござるな」
侍は今の僕の状況を見て笑っている
「えっあっ、こ、これはゆうちゃんの手が暖かくてそのえっと…」
魔術師は顔を真っ赤にしている
「私お母さん?」
狙撃手は首を傾け、
「ここまで歩かずに来れたです」
処刑人は嬉しそうに笑っていた
確かに、そう見える
「ところで、みんなも作戦室に行くでござるか?」
「うん」
「それじゃあ一緒に行くでござる」
僕達は侍と一緒に作戦室に行った
「おはようございます」
作戦室に入ると、円卓の1番奥の席に座っている女性がこちらに気づいた
最初のコメントを投稿しよう!