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「美味い!」
しばらくして、
「遅い!
もう定刻は過ぎたぞ!
まったく、あいつは何をしているのだ!」
隊長は時計を見ながら怒っている
すると、
「ふぅ、間に合った」
男が急いで隊室に入ってきた
「アウトだよ!」
隊長はクリップボードで槍兵(そうへい)頭を叩いた
「いたた…」
「まったく、お前はたるんでいるぞ!
帝国軍人としての自覚が足りんのだ!」
隊長は腕を組んで怒っている
「ゆうちゃんも、私が起こさなかったらあんな風に怒られてるんだよ」
魔術師が小声で言い、
「感謝してます」
僕は魔術師に頭を下げた
「足りんのは隊長の胸だろ」
「ふふっ」
そう言った槍兵と、笑った騎士は隊長の拳に沈んだ
我慢しろ、我慢するんだ僕
笑ったら殴られるぞ
僕は深呼吸して笑いを堪えた
「早く席に座れ」
「はい…」
槍兵は殴られた所をさすりながら席に座った
「さ、ミーティングを始めるぞ」
隊長は帝都付近の地図を取り出して広げている
「今日の任務だが、先日話した通り、帝都近郊の山間部に出没する大型モンスターの群れの討伐に行くぞ
これ以上交易に被害が出るのはまずいからな」
「なるほど、青姦の取り締まりが今日の任務ですね」
刺客が下ネタを言って頷いている
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