Episode・1

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―*― 「ここが博麗神社よ」 「うーわ…マジで神社だ」 拘束したルーミアを担ぐ俺は、霊夢に案内してもらった博麗神社に来ていた。 紫から聞いちゃいたが…本当に神社だ。 「…で、さっき言っていたけど、アンタは…」 「別世界の幻想郷の博麗だ。名前は霊時」 「フーン…あ、ソイツはもう下してあげて」 「おいおい。暴れたりしないだろうな?」 「大丈夫よ。その紐、ただの紐じゃないもの」 …だろうな。 このルーミアを縛ってるのは、多分霊力を込めた物だろうし。 ま、これくらい出来なきゃ博麗神社を独りで切り盛り出来ないか。 「う、うーん…」 「気が付いたようね?」 目が覚めたルーミアは、俺と霊夢を睨んでいる。 特に、俺には激しく睨んでいる。 「ルーミアだっけ?…アンタ、何で人間を食べるの?」 「だって…ニンゲンしか食べれないし…」 「ホレ見ろ。典型的な人喰い妖怪じゃねぇか」 「ウッサイわね。霊時は黙ってて」 「へいへい…」 おーコワ。 .
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