84人が本棚に入れています
本棚に追加
/1081ページ
―*―
「ここが博麗神社よ」
「うーわ…マジで神社だ」
拘束したルーミアを担ぐ俺は、霊夢に案内してもらった博麗神社に来ていた。
紫から聞いちゃいたが…本当に神社だ。
「…で、さっき言っていたけど、アンタは…」
「別世界の幻想郷の博麗だ。名前は霊時」
「フーン…あ、ソイツはもう下してあげて」
「おいおい。暴れたりしないだろうな?」
「大丈夫よ。その紐、ただの紐じゃないもの」
…だろうな。
このルーミアを縛ってるのは、多分霊力を込めた物だろうし。
ま、これくらい出来なきゃ博麗神社を独りで切り盛り出来ないか。
「う、うーん…」
「気が付いたようね?」
目が覚めたルーミアは、俺と霊夢を睨んでいる。
特に、俺には激しく睨んでいる。
「ルーミアだっけ?…アンタ、何で人間を食べるの?」
「だって…ニンゲンしか食べれないし…」
「ホレ見ろ。典型的な人喰い妖怪じゃねぇか」
「ウッサイわね。霊時は黙ってて」
「へいへい…」
おーコワ。
.
最初のコメントを投稿しよう!