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和やかな雰囲気が続いたのも束の間、突然空が暗くなった。
「…!」
「何だ?」
まだ昼間だったはずの空が暗くなったかと思えば、今度は赤い月と赤い霧が出始める。
「な、何なのだー?」
「毒ガスか?いや…違う」
「…異変ね」
大幣を持った霊夢は、フワリと宙に浮くと、幻想郷中が赤い霧に覆われているのを確かめた。
「霊時。ルーミアを私の家に入れておいてくれないかしら?」
「別にいいけど、お前は?」
「面倒だけど、異変解決してくるわ」
おいおい、単独行動かよ?
「待てよ霊夢。独りで調べるのは難しいと思うぞ?」
「大丈夫よ。そろそろ異変が三度の飯より大好きなアイツが来るだろうし」
…アイツ?
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