Episode・1

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和やかな雰囲気が続いたのも束の間、突然空が暗くなった。 「…!」 「何だ?」 まだ昼間だったはずの空が暗くなったかと思えば、今度は赤い月と赤い霧が出始める。 「な、何なのだー?」 「毒ガスか?いや…違う」 「…異変ね」 大幣を持った霊夢は、フワリと宙に浮くと、幻想郷中が赤い霧に覆われているのを確かめた。 「霊時。ルーミアを私の家に入れておいてくれないかしら?」 「別にいいけど、お前は?」 「面倒だけど、異変解決してくるわ」 おいおい、単独行動かよ? 「待てよ霊夢。独りで調べるのは難しいと思うぞ?」 「大丈夫よ。そろそろ異変が三度の飯より大好きなアイツが来るだろうし」 …アイツ? .
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