玻璃の珠

僕は、君の目が欲しい。

早川素子

ホラー 完結
6分 (3,483文字)

5 24

あらすじ

君の違う色をしたその両の目が、 欲しくて欲しくてたまらない。 そうやって、彼女を見ていた。 普通とかけ離れた僕が、普通に紛れて彼女を見ている。 僕と彼女の放課後の日々。 ―――――――――――

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目次 1エピソード

感想・レビュー 4

淡々と語られる物語は、決して魑魅魍魎や連続殺人鬼が出てくるような派手さも、スプラッター的なグロテスクさはない。 けれど、その中には異質な二人の持つ「狂気」が宿っている。 美しい描写、純粋な「欲望」
ネタバレあり
5件
面白かったです! 勿論、怖かったのですが、狂気の中にも、なぜかエロティシズムを感じました。 意外にお似合いの二人、この二人のその後の展開が、なにをしてくれるのか!?妄想掻き立てられ、気になります!
ネタバレあり
1件
静かすぎて大きすぎる、その欲望。 美しいモノに執拗に捉えられる感覚は、きっとすべて狂気と言えるのだろう。本編はその狂気がどこか美しい。 主人公の淡々とした雰囲気がかえってその欲望の深さが感じられた。
ネタバレあり
1件
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