人生とは日常の投影なり

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「うんこプリプリ!!」   「グッアアアァァァーーー!!!」   「我が正義に背くもの、我が排泄物程の価値もなしッ!!」  「やりましたね……」   「ああ…帰るぞ…」   俺の名前はうんこ。みんなからうんこと呼ばれている。ガタイは良く、いかにも怖そうな風貌からか皆には一目置かれている。自分としてはむしろみんなとは気楽に話したいのだが、いかんせんその風貌も手伝い、イメージを壊さないよう冷静を装う事を余儀なくされている。たまに面白い事を言ったつもりでも、真面目に流されるのが実に悔しい。 必殺技はうんこプリプリ。ケツの穴から尋常じゃない量のうんこを吐き出し、敵をうんこまみれにしてしまう。そして、死ぬ(なぜか)。他にはいくつか必殺技はあるが、今はまだ秘密である。ただ、どれもケツの穴を何かしらの形で使っているとだけ言っておこう。 ところで、なぜ俺がこんな事をしているのか。疑問に思った人もいるだろう。そう、これにはボットン便所よりも深い事情があるのだが、その事は後にしておこう。なぜなら、自分自身ここが一体どこなのか良く分かっていないのである。   「見えて来ました。あのビルですよね?」 こいつの名前はげり。げりプリプリを得意とする。頼りになる、げりな野郎だ。   「間違いない、そこで何か奴の足跡が掴めるはずだ……」   「ですね。先をい………な、なにぃッ!!?」   「どうしたッ!?」   「ビルが……崩れていく…そしてあのでっかい黒い影はッ……!?」   「間違いない、スタンドだ。くそッ!?馬鹿な!先を越された!このままじゃ奴が……」   「急ぎましょう!全速力で!まずは僕の『ゲリ・ゲリラ』で叩きますッ!!」   「いや、あまりなめないほうがいいな……こいつぁファックだぜ…」  
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