2年D組 落ちこぼれの長谷川 隆聖

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隆聖side   可愛らしい小鳥のさえずりと朝が来たと実感してしまう眩しい太陽に照らされて僕は目を覚ました。あぁ、また朝が始まった。また今日という一日が始まってしまった。   僕は何のためにここにいるのだろう…そんな疑問を抱えながら僕はのらりくらりと学校へ行く準備をする。強くなるためにここに入学したはずなのに、ライバルであり一番の親友であったあいつともランク付けの制度が始まってから距離が開いてしまった。   僕の心の中にはいつもあいつがいるのに実際の距離は縮まるどころか更に広がってしまうばかりで…   あいつとクラスが分かれてからあいつの姿を一度も見ていない。どうしても会いたいのにランク付けというくだらない制度があるせいで今まで築き上げてきた絆さえも引き裂かれてしまったのだ。   
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