2年D組 落ちこぼれの長谷川 隆聖

3/4
前へ
/6ページ
次へ
それから間もなくして、学校に行く準備が終わり、今は学校につき自分の教室へ入るところだ。 この学校はやたらと人数が多く、しかも男子校。このような状況なため生徒達はおろか、教師達の恋愛対象も男子になってしまうのが多いのだとか… 僕達落ちこぼれの教室は4階から5階にかけて。僕達のクラス、つまりD組は一学年に70名配属される。このランク付けの制度を明確にするためにD組に落ちてしまった生徒達にはなんとも耐え難い、対応をされてしまう。 僕達が入る教室は、ほかの教室とは違いとても古臭く、整備もきちんとされていない。これもランク付けによるあからさまな差別と受け取れるだろう。 更には、あまりにも無理のありすぎる時間割。普通の教室は、通常6時間授業で帰れるものの、僕達D組は平均8時間。この8時間は各々の得意、不得意に分けて分別される。僕は幸い頭脳は余裕で合格圏内なので殆どが実技になってしまうのだが…
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加