エピローグ

1/1
前へ
/20ページ
次へ

エピローグ

それでもリビングで、どこか不安が拭えないらしい様子の春一に、夏樹は完全無欠のアイデアを耳打ちしてやる。 「――!」 春一は息を飲んで逡巡していたが、やがて心を固めたらしく、ひとつ思い切った行動に出た。 それは――。 その後しばらくの間、来生家では、頬の傷にキティちゃんの絆創膏を貼った春一の姿を見ることが出来た。 弟たちは笑うと殴られるので、しばらくの間、自室に篭らざる得なかったという。     了
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

70人が本棚に入れています
本棚に追加