『若恋』みるくの恋

12/14
前へ
/16ページ
次へ
拒んでも男の力には敵わない。 力ずくでくちびるが奪われそうになってギュッとくちびるを噛んだその時。 バキッベキッ 「てめえ、誰の女に手を出してんだ」 わたしの上に乗っかっていた男が真横にぶっ飛んだ。 「おまえ、こんなとこでうろちょろするんじゃねえぜ」 息を切らせながら袖で額を拭うのは、 ―――黒い狼
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

201人が本棚に入れています
本棚に追加