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桐島が目を丸くして見つめてくる下半身に更に熱がこもってしまう。
その視線の先には己の男根がトランクス越しに布を持ち上げており、制服のズボンはまるでテントを張ったような形になっていた。
たった一瞬の桐島の艶により次々と蘇る過去の厭らしい姿。嫌でも反応してしまう下半身にやはり体が暴走していると笹川は感じてしまう。
「あの...笹川くん、ソレ」
膝に置いてあった桐島の手が離れ、ふわりと盛りあがったソコに移動するかのように見えた。
「...触んなっ」
瞬間、パチンと小気味よい音を響かせ桐島の手を払いのける。
「...あっ」
掠れた声が小さく聞こえた。
その声にハッとなり桐島の顔を確認すると、そこには自分の手を握りしめこちらを怯えた瞳で見る桐島の姿があった。
「っ...せ、先生..ごめん...」
謝りながら、桐島から遠ざかるように体の向きを変える。
「その...コレは無視していいから」
既にコントロールの効かない体を理性でなんとか堪える。
「...っていうか、先生動けるなら着替えてくれる? 」
桐島の存在を背にして、問いかけた。
桐島が寝ていた時に掛けていた上着が起き上がった今はかろうじて桐島の股間を隠すのみだからだ。
「...コッチは放置しとけば収まるから」
そう理性を総動員させ伝えた。
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