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とあるカフェテリアの一角。
アークスの中では珍しい黒髪のツインテール。
サウザンドリムを着こなし少々大きすぎる膨らみのある胸元。
アークスの中で二人しかいない単独行動が許された守護騎士-ガーディアン-の称号を持つ少女。
その名前は「リリー」である。
「ふぅ。やっと一息つけるわね。」
リリーはカフェテリアの椅子に座り珈琲カップに口を付けようとしていた。
「リリたーん!!」
バフゥ!
いきなり胸元に収まる茶色のツインアップ少女により珈琲カップを落としそうになるリリー。
「ちょ!ワンコ!危ないじゃない!あんたに珈琲をかけるところだったじゃない!!」
リリーの胸元で顔を埋めている子はりりすん。リリーより後にアークス入った子でリリーの後輩に当たるが微塵もそんなことを感じさせない。
いつも元気いっぱいにリリーになついている子だ。
ちなみに、なぜワンコかっと言うと犬みたいに元気に走り回っているからである。
「ムニュー。リリたん温かい~」
むにゅむにゅ。
「おい。あんた。どさくさに紛れてどこを触っている。」
「リリたんのお胸~」
りりすんは器用にリリーに抱き付きながらリリーの胸元を揉んでいた。
ドカッ!
「リリたん!いたーい!」
「お黙り!このお馬鹿!」
リリーはりりすんの頭を殴り引き離した。
「で、何か用事あるんじゃないの?ワンコ。」
リリーはりりすんを向かい側に座らせてりりすんの分も注文した。
「ん?あぁ~オススメのお仕事一緒にやろうと思って来たんだよ~」
りりすんは目の前のカフェオレをまさに飲みながら言う。
「オススメね~。」
「ダメ?」
りりすんは飼い主を仔犬の様にリリーを見つめる。
その光景はまさにご主人様見捨てないで状態であるが。
「はぁ。わかったわよ。行きましょう。」
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