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惑星リリーパ 地下坑道
「で、ビッグヴァーダーが倒せないから私を呼んだのね。」
「ごめんなざい。ごめんなざい。」
リリーがりりすんの話の内容を復唱しながら坑道を歩いているのだがりりすんは謝りぱなしだった。
「別にいいけど、ワンコ一人でも大丈夫なはずでしょう?」
「うん。そーなんだけど。今回のエネミーさんやたらバカスカ撃ちまくって近づけないだもん!」
「バカスカ撃ちまくるねぇ。」
リリーはりりすんのツインマシンガンを見ながら呟く。
このりりすんもエネミーに突っ込んでバカスカ撃っているのだが棚に上げているらしい。
「はぁ。まぁ。いいわ。とにかく先に行きましょう。」
「はーい。」
りりすんは元気よくリリーの隣を歩き出した。
地下坑道 最深部
「!ワンコ!避けなさい!」
「ふぇ!」
二人の目の前を一筋の光線が走った。
「ワンコ。大丈夫!」
「あぶなっ。」
目の前にいたのはクレーンロボと大型戦艦であるのだが様子がおかしかった。
「ちょ!希少種のキングヴァーダーがダーカーに侵食されているじゃない!!」
リリーはコードエッジで防御しながら叫ぶ。
「もーう。ヤダー。お家帰るー!」
りりすんは回避行動を取りながら喋っていた。
「ワンコ!片側から一気に攻めるわよ!」
「がおー!」
リリーとりりすんは左側の銃口を潰しつつキングヴァーダーに近づいて行った。
「ちぃ。地味に面倒だわ!」
リリーはコードエッジで叩き潰しながら口走る。
「ふぇ~ん!玉いっぱい飛んで来るよ~。」
りりすんは避けるのに精一杯であった。
リリーはキングヴァーダーの攻撃を避けつつあるいわは防御しながら攻撃を加えているが一向に効いていなかった。
その時、リリーはある作戦を思い付いた。
「ワンコ!エリアルシューティングとバレットスコールを交互にやってアイツの頭の上に行って頭を潰しなさい!」
そう、リリーが思い付いたことはどの種族であっても弱点部位にしかない頭潰しである。
しかし、キングヴァーダーの頭は高い所にあるのでそれが出来ない。
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