第一章

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私の名前は井上慶子。 不器用と言うか性格と言うか、仕事の手を抜くことが出来ない。 だから、すぐ残業になるし残業を同僚に頼まれてしまう。 「井上さん。お願いがあるんだけど」 「はい。なんでしょうか」 「これ、お願い出来ないかしら」 「えっと」 「今度、ランチでもおごるから。お願い」 「はぁ。わかりました」 「ありがとう。助かるわ」 また断れず仕事を引き受けてしまった。 いつもこうだ。 外の風に当たりたく非常階段へと行った。 『あ~気持ちいい』 すると・・・ 「何さぼってんだよ」 「あ・あの~」 「早く戻って仕事しろ」 「は・はい。すみません」 怒られてばかりで自分がいやになる。
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