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仕事に戻ると・・・
机の上に山積みになった資料をみてため息をついた。
『はぁ~』
みんなは定時で帰って行くなか私は残業でなかなか帰れない。
『よっし頑張るぞ』
気合いを入れて仕事に集中をした。
ふと周りを見渡してみると、いつの間にか私一人だけになっていた。
『私だけかぁ。そろそろ帰ろっと』
帰る支度をしていると・・・
いきなりドアが開いた。
「なんだ。まだいたのか」
「えっ!今帰ります」
「ハハハ。何焦ってんだよ。もしかして俺におこられるとでも」
「それは」
「あのなぁ、俺がいつも怒ってるみたいに言うなよ」
「怒ってるくせに」
聞こえない声で言ったつもりだった。
「今なんて。聞こえてんだけど」
「・・・」
「いつも怒らせてんのはお前のせいだろ」
早く帰りたいのに最悪。
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