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しばらくすると、他の部屋にも人が来始めて騒がしくなった。
「葛城さん、おはよー」
呼ばれて振り返ると、城木さんがいる。
「あ、おはようございます。昨日LIFE下さったのに返信せずにスミマセン」
「いいよ、僕こそ遅くにごめん」
「渡辺さんには渡しましたので大丈夫です」
「あ、ホント?良かった。ありがとね」
城木さんは、この会社で、結婚したい男なんて噂されてる。
26歳イケメンで、長身で、仕事も出来る。
また、メガネが似合ってて、純日本人らしいけどハーフっぽい顔。
おまけに優しい。
でも。
私は仕事覚えるのにいっぱいいっぱいで、最近は誠二の事で悩んでたし、城木さんを見てる余裕なんてなかった。
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