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「ゲホゲホっ!ななななんで…高畑さん!?」
「高畑さんから電話頂いてさ、パンフレットに新しく入れたい写真のページが見つかったから 追加を希望されたんだ。
今、この辺に僕達がいるって話したら、高畑さんも出先の帰りでこの辺にいらっしゃると言うから来て貰ったんだ」
「葛城さん邪魔して申し訳ない。
明日から出張でしばらく帰らないから追加分を渡しておきたくて」
私はいえいえと首を左右に振り、部屋の中に入って貰った。
「これなんだけど…」
高畑さんはカバンから追加ページが入った封筒を出すと、少しだけ城木さんに説明をして手渡した。
「確かにお預かりしました」
城木さんは封筒を受け取り頭を下げる。
「じゃ」と高畑さんは立ち上がろうとする。
「あ!高畑さんっ!お時間あるなら、一杯いかがですか?」
私は、ニッコリ微笑んでそう言った。
昼間の事もあって…実は早く帰って欲しかったんだけど、こういう場合は社交辞令も必要って分かってる。
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