Act.1 

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今回のチームリーダーは、まずゲストルームに続く廊下の、バスルームの気配を伺った。 研ぎ澄まされた感覚で探れば、中が無人であることを教えてくれる。 そこでハンドサインを使って、後方に控えていた男のひとりを、廊下の奥のゲストルームへと向かわせた。 命じられた部下が、リーダーの前に出て、ゲストルームのドアノブに手をかける。 ゆっくりと回してドアを開くが、部屋の中は真っ暗で、誰かいる気配はどこにもなかった。 その事実を知らせるために、軽くうなずいて合図を返してくる部下。 リーダーはそれに応えて、今度は視線をリビングの方に移した。 いよいよターゲットの間近に迫る。 一歩一歩、足音を立てないように、リビングへと続くドアを開ける。
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