始まりから終わり

2/6

11人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
第1話 始まり 「ここが、勇者オーディション会場かぁ。」 第一声はこれだった。 始まりからわかりやすそうな話だった。 僕はとりあえず、いかつい奴等の列の後ろに並んだ。 まだかなぁ? そしてそのまま待たされて7時間後… みんな退屈と疲労で死にかけていた。 「今から、オーディションを始めます、みんな席について。」 場内アナウンスが響いた。 僕等は席についた。 テストが配られた。 なんと、一次選考のアレは筆記試験だった。 そして…… がり勉の勅使河原君以外、全員落ちた。 勅使河原君は、勇者と認められて一人でロールプレイングを始めた。 三日後…、頭はいいけど運動音痴のヒョロい勅使河原君は、全治六ヵ月の重体で入院した。 みんなの予想どーりだった。 そして二回目のオーディションが始まった。 つづく
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加