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第1話 始まり
「ここが、勇者オーディション会場かぁ。」
第一声はこれだった。
始まりからわかりやすそうな話だった。
僕はとりあえず、いかつい奴等の列の後ろに並んだ。
まだかなぁ?
そしてそのまま待たされて7時間後…
みんな退屈と疲労で死にかけていた。
「今から、オーディションを始めます、みんな席について。」
場内アナウンスが響いた。
僕等は席についた。
テストが配られた。
なんと、一次選考のアレは筆記試験だった。
そして……
がり勉の勅使河原君以外、全員落ちた。
勅使河原君は、勇者と認められて一人でロールプレイングを始めた。
三日後…、頭はいいけど運動音痴のヒョロい勅使河原君は、全治六ヵ月の重体で入院した。
みんなの予想どーりだった。
そして二回目のオーディションが始まった。
つづく
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