ヒメイ

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課長は、立ち上がりキッチンに向かった。 なんだろーと、思ったけど、すぐ戻ってきて 私に渡したのは、有名スイーツ店のケーキだった。 「はい。次はいい恋になるよ。」 やっぱり優しく微笑んで、言った一言に 私は、死ぬほどびっくりした。 「えっ、えぇーーなっ、なんで、それ?」 私は、目を見開き、大きな声で叫んだ。 「なんでって、だって、俺だし なのかにコンビニスイーツ渡したの… なのかは、覚えてないみたいだけどね…」 「うっ、嘘だ…」 「…まぁ信じられないのはわかるけど、実際、思い出したくない過去だろ? 彼氏に振られて、コンビニでお酒とお菓子を大量買いしてた。なんてさぁ~」 「なんで知って…ほんとに? だって、二年くらい前ですよ?それ?」 「あぁーそうだね。たぶん、それくらい」 「うっ嘘ー…」 だって、それって私がまだ大学生の頃で まさに、彼氏に振られて、コンビニでやけ買いして両手一杯にビニール袋さげている時 なぜだか、スーツきたお兄さんがきて 「次は、いい恋できるといいね。」 って、あのコンビニスイーツを渡された。 私は、泣きすぎてコンタクトとれちゃってその人の顔は、はっきり覚えてなくて… 振られて、悲しかったけど その一言で少し前向きになった。
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