24人が本棚に入れています
本棚に追加
課長は、立ち上がりキッチンに向かった。
なんだろーと、思ったけど、すぐ戻ってきて
私に渡したのは、有名スイーツ店のケーキだった。
「はい。次はいい恋になるよ。」
やっぱり優しく微笑んで、言った一言に
私は、死ぬほどびっくりした。
「えっ、えぇーーなっ、なんで、それ?」
私は、目を見開き、大きな声で叫んだ。
「なんでって、だって、俺だし
なのかにコンビニスイーツ渡したの…
なのかは、覚えてないみたいだけどね…」
「うっ、嘘だ…」
「…まぁ信じられないのはわかるけど、実際、思い出したくない過去だろ?
彼氏に振られて、コンビニでお酒とお菓子を大量買いしてた。なんてさぁ~」
「なんで知って…ほんとに?
だって、二年くらい前ですよ?それ?」
「あぁーそうだね。たぶん、それくらい」
「うっ嘘ー…」
だって、それって私がまだ大学生の頃で
まさに、彼氏に振られて、コンビニでやけ買いして両手一杯にビニール袋さげている時
なぜだか、スーツきたお兄さんがきて
「次は、いい恋できるといいね。」
って、あのコンビニスイーツを渡された。
私は、泣きすぎてコンタクトとれちゃってその人の顔は、はっきり覚えてなくて…
振られて、悲しかったけど
その一言で少し前向きになった。
最初のコメントを投稿しよう!