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急に感じたぬくもりとその主に驚きを隠せなかった。 「ごめん、なんか危なそうだったから」 「こっちこそ、ごめんなさい!」 「いや、こけなくて良かった。俺無駄にデカくて良かったわ」 「それ、馬鹿にしてる?」 「あ、違うって!ごめん」 二人で放課後の図書室で笑い合った。 恥ずかしかったけど、すごく嬉しくて。今の私の顔はきっと赤い。 「俺、そろそろ帰るけど、波田さんどうする?」 「私も帰ろうかな」 「じゃ、帰ろ」 菅谷くんがテーブルに置いてあったスクールバックを肩に掛ける。 「うん」 ドアに向かおうと鞄を持って歩き出す。 先に図書室を出た菅谷くんがドアの前で誰かと話していた。
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