序章-2 あなたを待っていた。

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アークスシップロビーショップエリア 「やぁ。先輩。挨拶に来てくれたってことは大分落ち着いたって事なんだよな。」 デューマンの少女イオが話しかけて来た。 「イオ・・・大人ぽっくなったね。」 「そ。そうかな?そりゃ、二年たっているんだ。俺だって成長するよ。」 イオは顔を紅くしながら呟く。 「先輩。俺を恥ずかせようとしたって無駄だぞ。からかわれるのももう慣れた。って先輩近すぎ!!」 「もう。イオ可愛すぎ。」 リリーはイオに抱きつき頭を撫でる。 「もう。先輩。こんなことばかりやってるとマトイさんに言いつけれるよ。」 「ゴメン。ゴメン。」 謝りながらも頭を撫でるのを止めないリリーとされるがままのイオの顔は気持ちいいほど笑っていた。 「そう言えば、先輩。フィールドには行った?」 「うんん。まだよ。そろそろ行こうかと思うけどね。」 リリーとイオは近くのベンチに座りって言うよりリリーはベンチに座っているがイオはリリーの膝の上に座っていた。 「それじゃ。一緒にナベリウス行こうよ。」 「良いわよ。それじゃあたしは行く準備するからカウンターで待ってて。」 「うん。わかったよ。」 イオはリリーの膝の上からおりてカウンターに向かった。 リリーはメイトショップと倉庫に寄ってフィールドに向かう準備を進めた。 クラスカウンター前 「いらっしゃいませ。リリーさん。」 「ん。悪いだけどサブクラスをハンターにセットして下さい。」 「畏まりました。」 リリーはメインをレンジャーのままでサブクラスをハンターにセットした。
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