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「きゃあ!」
思わずキャッチすると、腕の中で丸くなる。
「最大の特徴は、この子達!僕等はこのタクトで、愛する子と共に戦地へ赴き、戦うんだ!」
そう言って、ピエトロさんが取り出したのは、細い棒の様な武器。
「皆はこの子達をペットと呼ぶが・・・僕にとっては愛しい子!何にも代え難い、愛すべき子達さ!」
当のカトリーヌは、腕の中で、ぷわっとあくびをする。
「どうだい?サモナー、やってみたくなっただろう??」
するとカトリーヌが、リリーの腕からびょっと飛び出し、
「ぎゃっ!」
真っ正面から、ピエトロに突進した。
「まったく、やんちゃさんめ・・・わかったわかった!じゃあ一緒に、カフェにでも行こうか!」
カトリーヌに蹴られつつ、ピエトロさんは笑って立ち上がる。
「それでは2人とも!良いサモナーライフを!」
そう言ってピエトロは、カトリーヌと一緒にキャンプシップの発着ポイントに向かう。
「・・・変な人ねぇ。ペットは可愛いけど。」
「結構はっきり言っちゃうんだね、センパイ・・・で、サモナーやってみたくなった?」
「うーん・・・一応保留かな?」
リリーはそう答えて、また歩き出した。
AP241:3/22
惑星ナベリウス:森林エリア
惑星の巡回は時々長くかかる事がある。
「しかし、相変わらず原生種が多いわね。」
「仕方ないよ。こういう場所だからな。」
リリーとイオは向かって来る原生種だけ相手にしながら奥へと進む。
『リリーさん!イオさん!近くでフォトン係数が上がっています!至急向かって下さい。』
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