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リリーはシエラに連れられ、アークスシップの最上階に来ていた。
(艦橋みたいだけどこの風域はマザーシップのシオンの海みたいね。)
リリーはそんなことを思っているとシエラはこっちを振り向いた。
「あなたはあの後様々冒険を経て目覚ましい活躍をしました。そんな人が今ここに!」
シエラは興奮気味にリリーのことを語る
「シエラさん。興奮しないで。あたし。そんなすごい人じゃないからさ。」
リリーは苦笑いをしながらシエラを宥める。
「あぁ。すみません!興奮してしまって!」
シエラは頭が床に付くんじゃないかと思う感じに頭を下げる。
「現在、【深遠なる闇】の復活から2年の歳月流れて」
「はぁ!2年!」
シエラの説明にリリーは驚く。
「驚かれるのは無理ありません。しかし、心配無用です。宇宙は健在。アークスも健在です。」
シエラはリリーの心配をよそに説明を続ける。
「そんな感じですがリリーさんも復帰。アークスも万全。ですけどそうも言ってられないのが世の常なんですよね。」
「ん?何か問題あるの?」
シエラの言葉の濁し方にリリーが食い付く。
「起きたばかりのリリーさんにお願いしたいことがあるのですけどその前にリリーさんにこれをお渡しして起きます。あなたの物語を紡ぎ出す。ストーリーボードです。」
「ストーリーボード・・・(マターボードのような感じね。)」
リリーはシエラからストーリーボードを受け取った。
「現在、アークスは六芒の方々の肩書きを残しつつ運営しています。そしてそれとは別に守護騎士です。それがリリーさんです。」
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