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アークスシップロビーフロア
「ここはそんなに変わらないわね。」
リリーは安堵するように呟く。
「そんなに変わったらあたしらの方がビックリよ。リリー。」
「え?」
リリーの独り言を突っ込みが入り、リリーは驚いて後ろを振り向く。
「ヤッホー。リリー。元気にしてた?ってコールドスリープしてたからおはようかな?」
一人で突っ込んで一人でボケるマギアセイヴァーを纏うこの女性はエコー。
リリーがアークスに入隊当初からお節介を焼く一人だ。
「エコーさん。元気にしてましたか?」
「あたしは元気よ。」
エコーは笑いながらリリーに近づく。
そして・・・リリーの双胸を揉む。
「ひゃっ!エコーさん!一体何処を触っているんですか!」
リリーはエコーの魔の手から逃れて両手で胸を隠す。
「いや~。相変わらず良い触りごごちしているわね~」
「自分の胸を揉んで下さい。」
リリーはエコーを睨みながら呟く。
「いやいや。自分の胸を揉んだら変態でしょう。」
「人の胸を揉んでも変態ですよ・・・」
リリーは脱力してエコーと向き合う。
「そう言えば、エコーさん。今日は愛しのゼノさんと一緒じゃないですか?」
「な。な。な。何を言っているのよ!ゼノとはそんなんじゃ無いって!」
リリーの反撃にエコーは顔を紅くして抵抗する。
(相変わらず可愛いのぉ~)
リリーはそんなことを思いながらエコーを宥めた。
「全く。リリーは容赦無いな。」
エコーはリリーを睨みながら呟く。
「にはぁ。エコーさんもいい加減自分の気持ちに素直になった方が良いですよ。」
「言うわね・・・」
エコーの睨みをかわしながらリリーはドリンクを渡す。
「はぁ。素直にねぇ~それが出来れば苦労しないわよ。」
エコーはため息を吐きながら呟く。
「でも、気持ちを伝えないとわからない事もありますよ。エコーさん。」
「わかっているんだけどね。素直に慣れないって言うか・・・近くにいるからなのか」
エコーはリリーからドリンクを受け取りながら呟く。
リリーはそんなエコーの横顔を覗き込む。
「まぁ。なんとかなるでしょう!あたしとゼノだし!」
そう言ってエコーは立ち上がる。
「だから、リリー。応援してよね。」
エコーはリリーに向けて笑った。
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