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3章 龍人 死す?
空を舞っては 角から 雷撃を放つ 龍人の攻撃に なすすべがないのか?
四人の忍は、暫く 移動を繰り返して 何やら 小声で 作戦を
伝えています。
猿が いきなり 藪から 飛び出すや 手裏剣を やつに対して 飛ばしていますが
その程度の攻撃では やつの銀の鱗を 破れもせず。。。。。
が それは 単なる 目眩ましで
突如
龍人の 遥か上に なにやら 水の塊のようなものが 出現しては
藪から 水神 丈呉「忍法 矢氷雨(やびさめ)!!!!」と 言っては 念をその水に
送り
おお
これは 凄い 数の 氷の矢が現れて 龍人目掛けて 上空から 放たれました。
なるほど これなら その矢が 通じなくても やつを びしょ濡れに できて
やつの 雷撃を 封じることができます。
これは さすが 隊長 御蔵 進之介 よく考えた 戦法を 取りました。
その時でした。
大空の龍人 角に 溜めていた 雷撃の気を 体内へ戻したのか?
角から青白き光が消えたと思えば
いきなり 巨大な口を開けて
ボワーーーーーっと 凄い熱い熱気を 放ちました。
シューシュー
一瞬にして 水神が 作った氷の矢や 水の塊が 蒸発してしまいました。
「よく 考えたな だが 雷撃の弱点を放っておくと思っていたのか」と
どこからか 声が 響き渡ります
水神や 猿 いや 四人の忍者たち 全て 驚きの色を隠せません。
熱波を放って 水の攻撃を 全て消し去ったことも そうですが
そうです 四人を 驚愕させたのは やつ あの龍人が 人語を話したことでした。
「兄貴~ あいつなんなんだよ~」と 山鯨 新八 ぼやけば
猿 炎之丞 「たくっ やつ今 しゃべったよなあ」とこちらも呆れ顔。
まあ 冷静な 水神 丈呉は 元々 青白い顔が さらに青ざめているようで
しかし 隊長 御蔵 進之介は さすがに 取り乱すことなく「今まで話しては
いなかったが 元々しゃべれたか? 進化したか?いずれにせよ ここからは 忍び言葉で
話すぞ」と 三人に命じています。
「わはは 私が 話せるのを驚いているようだが お前らの仲間の脳をいくつも喰らった
からなあ 私は そうしてお前らの言葉や知識を吸収できるのだよ」と 得意げに
話すやつに 皆 腹立たしく思っては 次なる手だてを。
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