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やがて、男の赤ちゃんが生まれた二人は、念願の結婚式を挙げた。
「お兄ちゃん、おめでとう」
「ありがとう、玉子。立派な「ぐでたまこ」してるか?」
「も~。やだっ!お兄ちゃんったら。
けど、婿養子になれば玉の輿だったのに~、どうして断っちゃったの?」
「だって・・いくら俺さまでも・・、恥ずかしいだろう・・あの、名前は・・」
その時、係の人の声がする。
「野里家・出来家の皆さま、お集まりください~」
「さ、行くか・・」
「うん、すぎるお兄ちゃん!」
二人は微笑みあった。
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