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階段を上がり廊下を歩く… 左側に扉が4つあり、右側は壁。 切れかけた蛍光灯がちかちかとついたり消えたりしている… 手前2つの家は人が住んでいるので表札が出ている。 奥の2つはやはり無人だった… 4つ目の扉の家が私の家の真上にあたる。 扉の前についた。 青い扉はもう古くなり、所々塗装が剥げていた。 深夜だけあって周りからは物音一つしない… 私が扉を開けようと迷っていると、また… 「痛い…痛いよぅ」 確かにこの扉の奥から聞こえた。 私は恐る恐るノブに手をかけ回すと、鍵は掛かっていなかった。 カチャッ… ギィィ… 覚悟を決め扉を引いて私は中へ足を踏み入れた… …バタンッ
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