19人が本棚に入れています
本棚に追加
階段を上がり廊下を歩く…
左側に扉が4つあり、右側は壁。
切れかけた蛍光灯がちかちかとついたり消えたりしている…
手前2つの家は人が住んでいるので表札が出ている。
奥の2つはやはり無人だった…
4つ目の扉の家が私の家の真上にあたる。
扉の前についた。
青い扉はもう古くなり、所々塗装が剥げていた。
深夜だけあって周りからは物音一つしない…
私が扉を開けようと迷っていると、また…
「痛い…痛いよぅ」
確かにこの扉の奥から聞こえた。
私は恐る恐るノブに手をかけ回すと、鍵は掛かっていなかった。
カチャッ…
ギィィ…
覚悟を決め扉を引いて私は中へ足を踏み入れた…
…バタンッ
最初のコメントを投稿しよう!