第1章 ~地元~

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『あの子に近付いたらいけません‼』 そんな言葉を投げられている一人の少年がいた それが俺だ。 なぜそう言われるようになったか解らないけど、その地域は『よそ者に対して精神的苦痛を与えるのが好き』らしい… 家の前にはゴミや動物の死骸を捨てたり、覗きの上に勝手にプライベートである家の中に入ったりしてあやふやな情報を流されたり、人間としてあってはならないような事が起こる場所だった 当然、挨拶しても無反応だし、警察も教育委員ですらよそ者のウチには耳を傾けない… 悪い人ばかりじゃないけど、みんなはそんな所に住んだらどうなるかな? 俺は少なからず、嫌気が刺したよ 何かやったならまだしも、正しいことを間違ってると捉える真逆でおかしな所に住めると言う奴がいるなら、ソイツの神経を疑るね。 ここから、色々としてきた苦労を簡単に章ごとに分けて話していきたいと思う。
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