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評価:5/5
だいぶ期間が開いた。なんやかんやで読めなかったのは、痛いものだ。
今回は小説ではなく、映画である。タイトルは「マレフィセント」というもの。眠れる森の美女を題材に作られた映画である。
題材が題材だけに、いろいろととっつきやすい。さらに悪役だったマレフィセントに感情移入できるように上手く作られている。
特に注目したいのが心の変化だ。マレフィセントは大きな悲劇によって悪い妖精になってしまうのだが、オーロラ姫と触れ合ううちに母親のような感情を抱いていく。
しかし、自身がかけた呪いによって自分を苦しめてしまうという流れになっている。
これはとてもずるい。見た人は「なんてことだ」と思ってしまうだろう。
そして、その「なんてことだ」を乗り越えた先にある最後には、CGを最大限に活かした戦闘が行われる。それはもう今までの鬱憤を晴らすかのような爽快感がある展開になっていく。
さすがに評価が高いだけあって、とても面白かった。
もしこの映画をノベライズするなら、イバラの壁の表現やマレフィセントの心境の変化、国王となった男の悲壮感を面白く描きたい。
まあ、私にはそんな技術はないが(笑)
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