「起こること」にはすべて意味がある

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 最近、小説以外にも読んで知識や知恵を身につけたいと思って読書をしている。これはその思いから読んだ最初と言ってもいい作品である。  内容はざっくり言ってしまえばスピリチュアル的なことが書かれている。そして幸福になるには、自制とは何か、といったことが書かれていた。  さて、ここからは中身を踏まえて感想を記していこう。  その前に、私が無知であり、さらに理解できなかったところがあることを誤っておかなければならない。それを踏まえて感想を述べさせてもらう。  まず、この作品は宗教的なことが書かれている。といっても道徳心といったことなので、世界で有名な宗教について具体的に書かれているわけではない。あるとしても〈キリストが何をした〉といった程度である。  それを踏まえてとてもわかりやすく、そんでもって読みやすく作られていた。ただ、解決法がはっきりと提示されていないので私はしっかりと理解できない上に、どうすれば解決できるのかなんてことがわからなかった。  しかし、これは思い悩んでいる人にとっては少しだけヒントになる作品だとも思う。しっかりと実践できなくても、理解できなかったとしてもだ。  ただ、最後の言葉は私的にはどこか寂しさを感じた。なぜそうなのかわからないが、この作者の言葉を借りるなら〈移り変わるものにしがみついている〉からかもしれない。  理解できるところもあったり、できなかったところもあった。そしてわからなかったというのが感想である。
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