思い出 1

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その全てを話した後母親は私に「そんな嘘つくな」と言いました。 どこまで行ってもクソ親はクソ親です。 そしてその後祖母が義祖父に確認すると、すべて認めました。 でも祖母が私に言った言葉は「お前が悪いんや!男のケツばっかし追いかけとるから」 謝るでもなく、義祖父や口止めしていた身内を責めるわけでもなく私を罵りました。 小学生の内からいつ私が男のケツを追っかけていたのでしょうか? なぜ私は責められなくてはいけないのでしょうか? 私にはあの人たちの思考は一生わかりません。 そしてその後祖母と義祖父は離婚しました。 離婚したからといって、私の過去は消えません。 今だに思い出したくなくても思い出してしまうと、嫌な感情でいっぱいになります。 気持ち悪くてしょうがないし、不安な気持ちになります。 私は寝ている間に何をされていたのかと。 私は子供が大人になるのが嫌です。自分が子供のうちに汚されたから 自分の子供は誰にも汚されたくないと思う気持ちが、人一倍強いです。私も再婚です。 疑うとか必要以上に心配するのもおかしいけど常に子供に注意を払っています。 うちは女の子が多いので心配が多いです。 でも神経質だと思われても、旦那にそんなふうに目を光らせていると言えなくても 私と同じ思いだけは子供たちにして欲しくありません。 そんな事が無いようにならどんな事でもします。 小さいうちについた心の傷は、大人になってもこんな形で残ります。 必要以上ほんとだったら心配なんかしなくていいかも知れません 子供が大人になっていくのも喜ばしいことなんだと思います。 でも私には安心も喜びもありません。ただ不安な気持ちが大きいだけです。 こんな不安だらけの大人に、自分の子供は絶対にしたくないです。
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