思い出 1

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夜の世界に初めて入ったのは中学3年の時でした。 まだ15歳の私にとっての夜の世界は、とても楽しいものでした。 まだ年が足りないので、最初は18才と嘘をついていました。 毎日がお酒と会話でキラキラして充実していました。 大人びたスーツを着て、ヒールを履いて出勤して 一から周りの人達の行動を見ながら学びました。 夜の世界は女の人達が集まるので、周りに優しく教えてくれる人はいませんでした。 皆自分が1番のつもりで仕事をするので、厳しい世界だと思います。 でも私にはそんなの興味ありませんでした。 ただ毎日が楽しくてお金が稼げてそれだけでよかったのです。 そして、成長していくにつれて周りはライバルだらけになりました。 私はあまり同僚とかと馴れ合うことが出来なかったので、いつも1人でした。 でもそれでも良かったです。女の嫉妬は自分より上だと思う人間に対してするので 嫉妬は自分の自信になりました。年下の子達も増えました。 憧れてくれるようにもなったけど 私はただ毎日仕事をしてお金を貰う、それだけでした。 上に上がる気なんかさらさらありませんでした。
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