思い出 1

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まだ、14歳の頃から毎日ナンパされに外に出ていました。 一人で出る時もあれば友達と出ることもありました。 毎日ナンパされた男の人といました。酷いこともされたし危ない目に会い 警察沙汰になることもありました。 でも涙すら出ないし、悲しくもなんともありませんでした。 心が冷めきっていたんだと思います。心は満たされなくても、私は止めませんでした。 一人になるよりマシだからです。 一人は嫌でした。誰でもいいから一緒にいたかったです。 そんな事を夜の世界に入るまで毎日続けていました。 夜の世界に入ると次は毎晩飲み歩きました。 朝まで飲んで帰って寝てその繰り返しです。 でもまだナンパされに行っていた時よりは楽しかったです。 騒いで騒ぎまくって酔って寝たら寂しさを感じませんでした。 まだ中学生のうちからそんなことばかりしていました。誰もとがめません。 怒られもしません。 身内は早々に自分たちの生活の為に、私を見放していたので知らん顔でした。 私は実家で生活することも少なかったです。 実家に居ても部屋も無いしご飯も無いし。変態は居るし罵られるし 何もいい事がないので、私は付き合っている彼氏や先輩の家を転々としていました。 そんな生活を長女を産むまで続けました。 私には心がありませんでした。誰が傷つこうが酷い目に遭わそうが 可哀想より楽しかったです。 家庭で健やかに育たなかったとか、自分の味方の周りの人間が居ないまま育つと まず自分を大切にするとゆう感情が欠落します。 そして、どんな事をされてもどんな事しても何の感情も感じなくなります。 最終的には自分が子供を産んだ時や家庭を持った時 どうしたらいいかが分かりません。 大人になって自分を大切にしたいと思っても、大切にする方法がわかりません。 なので私は自分の子供に出来ることは、心が無くならない子育てがしたいです。 色んな経験もしたけどすべて良い事じゃないし、子供のうちから 私のような生活をしたってなんの得もありません。 ただ子供が傷ついた時その気持ちがわかるのは、いい事はかもしれないけど そんなのは誰も好き好んで経験しようとは思わないと思います。 何事も経験と言いますが、私の経験は悪い例です。 自分の子供には何事も経験で、良い事を経験させていきたいです。
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