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ホワイティア
(白いチンチラ)
「ケーキをどうぞ…!」
それは、不意打ちだった
私はケーキを顔に押し付けられる…
私
(エレ・アリシオン)
「んぐ…!」
ホワイティア
(白いチンチラ)
「キャハハハッ!
美味しい?美味しい?」
私は顔につけられた
ケーキを振り払う
怒るを通り越して呆れてしまった…
私は再び椅子に座り直す
グラマー・グラッツィア
(黒の女王)
「アリシオン…ベタベタになっちゃったわね~?
おされな服もめちゃくちゃ!」
私は小さくため息をついた
マッドハット
(いかれ帽子屋)
「ららら~ららっ
ららららら~♪
紅茶のおかわりは
ららら~
どうだ~い♪」
いかれ帽子屋(マッドハッター)は
立ち上がるとティーポットを片手に
私にゆっくり近づいてきた…
嫌な予感しかしないんだが
その男は私のひっくり返った
ティーカップを直すと
高らかにティーポットをかかげて
ティーカップに紅茶を注いでいく…
私
(エレ・アリシオン)
「アチチッ…」
何となく予想はできていたが…
予想を裏切らずいっぱいになった
ティーカップに紅茶を注ぎ続け
溢れた紅茶が私の足にかかる…
マッドハット
(いかれ帽子屋)
「そんなに熱いかぁ~?」
いかれ帽子屋(マッドハッター)は両手を
広げながら私を見てにやりと笑う…
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