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マッドハット
(いかれ帽子屋)
「は…ははははは~っ
そ、そうだったぁ!
逆だったなぁ…!」
いかれ帽子屋(マッドハッター)は
くるりと方向転換して
私達が来た道とは違う
反対側に向かって歩く
グラマー・グラッツィア
(黒の女王)
「まったくもぉ~
マッドハットはおっちょこちょいねぇ…
おほほほほ…」
女性は控えめに笑う
そうして私達は
いかれ帽子屋(マッドハッター)の後に続き
再び森の中を進む
マッドハット
(いかれ帽子屋)
「僕の家は、このメガフォレストの
丘の上にあるんだぁ…
そのまま、ついてこぉ~い!」
いかれ帽子屋(マッドハッター)は
愉快に笑いながら
巨大な茸をくぐり
でかい花や草をかきわけて進む
グラマー・グラッツィア
(黒の女王)
「あ、そうでしたわ…
アリシオン…実はこの森の外れに
変な芋虫がいるの」
変な芋虫…?
マッドハット
(いかれ帽子屋)
「ああ!ははははっ!
変なイモムシって…いったら
ドゥーダ・ドィームの事じゃないか!
僕は面白いから結構、好きだぞぉ…?」
黒の女王はいかれ帽子屋(マッドハッター)に視線を向ける
グラマー・グラッツィア
(黒の女王)
「まあ!さすが、マッドハットね!
うっふふ~ん…♪」
だ、駄目だ…話についていけない…
誰なんだ!変な芋虫のドゥーダ・ドィームって…!
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