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マッドハット
(いかれ帽子屋)
「ははははは~!
そうだろそうだろ!
水タバコをいつもふかして
よくわからない言語でしゃべる
でっかいムチムチ!
アリシオンもその芋虫に会ったら
きっと好きになるぞぉ!」
い、芋虫だろ?
しゃ…喋るのか…
しかも水タバコを吸うって…?
あり得ない…!
マッドハット
(いかれ帽子屋)
「お、見えてきた見えてきた…!
ほぉら、あれが僕の家だぁ…!」
私はいかれ帽子屋(マッドハッター)の声で
丘の上に視線を向ける
なんだ、あの奇妙な形をした家は!
ううむ…説明ができない…
私達はでかい花や草を
かきわけ続けながら丘を登る
しばらく丘を登り
私達はその奇妙な形をした
いかれ帽子屋(マッドハッター)の家の
玄関口についた…
マッドハット
(いかれ帽子屋)
「よぉ~し…今、開けるぞぉ…!」
いかれ帽子屋(マッドハッター)はベストの内側から
無数の鍵がついた金属の輪を取り出した
ううん…また、嫌な予感がする…
グラマー・グラッツィア
(黒の女王)
「ねぇ…マッドハットぉ…
どれが家の鍵か分かるぅ…?」
女性は棒つきの仮面を顔につけながら
いかれ帽子屋(マッドハッター)の背中に訊ねた
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