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マッドハット
(いかれ帽子屋)
「は、ははは~!わ…わかるに
決まってるじゃないかグラマー…!」
私には焦ってるようにしか見えないが…
グラマー・グラッツィア
(黒の女王)
「うっふふ~ん…そう?
なら良いですわぁ♪」
黒の女王は小さく笑う
マッドハット
(いかれ帽子屋)
「これだ…!」
いかれ帽子屋(マッドハッター)は
その金属の輪から鍵を1つ選ぶと
奇妙な形をした住宅の
鍵穴にいれて鍵を捻る
ガコッ…
ふむ…違ったようだ
マッドハット
(いかれ帽子屋)
「あ、あれ…
ははは…嫌だなぁ
これはクローゼットの鍵じゃないかぁ!
え、え~と…」
いかれ帽子屋(マッドハッター)は
再び金属の輪を見ると
違う鍵を選んだ
グラマー・グラッツィア
(黒の女王)
「うっふふ~ん♪」
その様子を楽しそうに見つめる女性…
ガコッ…
それも違ったようだな
マッドハット
(いかれ帽子屋)
「ははは…おっかしいなぁ…
よ、よく見たら
これは帽子工房の鍵だったぁ!」
いかれ帽子屋(マッドハッター)の
頬に一筋の汗が流れる
気を取り直した男は次の鍵を選んだ…
グラマー・グラッツィア
(黒の女王)
「ねえ…マッドハットぉ…次は大丈夫ぅ?
次間違えたらぁ~三回目よぉ…?」
いかれ帽子屋は固唾を飲む
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