撫でられた髪

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「っぐ…っ!だから何でそうなる!?お前ホント頭おかしいぞ!」 ゴツイ身体に圧迫され、ただ苦しい。 神谷の身体を押し返し逃れようとするがビクともしない。 「…ちょ、退けよ!帰るっ…今日は無理だからな!」 「……ダメよ、帰さない」 「はぁ?お前、昨日も抜いただろうが!いい加減に…――あっ…ん…!」 すると神谷は下半身に厭らしく手を滑らせてきたのだ。 「いいじゃない…あたしは毎日毎日かずちゃんと抜いていたいわ…だって全然足んないもの」 吐息交じりに耳元で囁かれた。 耳が熱い…ゾクゾクした途端、身体の芯が一瞬疼いた気がした。 「ねぇ、かずちゃん…。今夜も思い切り気持ち良い事しちゃいましょうよ?」 「――っ…!」 ハッとし目を見開くとそこには男の欲情を露わにした瞳があった――。 野生の雄が盛ったようなその瞳にドクンと心臓が跳ね上がる。 ―――あぁ…今夜はきっと散々な目に合う。 そんな予感がしてならなかった。
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