撫でられた髪

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――目の前には欲情を抑え切れないといった神谷がいた。 俺の中で逃げろと…今日は流石に無理だという声がする。 「や、やめろって…今日は絶対無理だ!大体、昨日何回抜いたと思ってんだ!…流石に出ねぇよ!」 神谷を押しやっても逆に抑え込まれてしまう。 (クソ!馬鹿力め!!) 「…それは試してみないと、わからないわよ?」 神谷はニヤッと何かを企む様な笑みを浮かべると、素早い手付きで俺のスラックスを寛げてきた。 「…っ!マジでやめろって、こっちはもう三十過ぎてんだよ!二十代の性欲と一緒にすんな…って、おい!聞いてんのか!?」 俺の言葉など全く耳を貸さず、神谷はスルッと手慣れた手つきで下半身の衣服を全て脱がせる。
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