撫でられた髪

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(こいつ―――…!) こっちの意見なんてお構いなしかよ! ただ腹が立った。 全力で抵抗を示すが、やはり神谷の力の方が幾分も強く簡単に抑え込まれてしまう。 男にして情けないにも程がある。 いや、こいつが単に馬鹿力過ぎるのだ――。 「ねぇ…かずちゃん、今夜はいつもとは違った楽しみしましょうよ…」 神谷の目が妖しく光った。 「は…?な、何言って…」 ゾッとし血の気が引く。 いつもと違った事だって…?ただ恐怖でしかない。 基本、俺が神谷から受ける施しは決まっていた。 勃 起した物をひたすら手 淫されるか、口 淫されるかだ。 あとは互いを擦り合わせる行為と、後孔に指を突っ込まれる行為までしか許していない。 しかも指は一本までと暗黙の了解を得ている…はずだ。 もちろんそれ以上許すつもりは毛頭無い。
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