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Scene4
バイトが終わり家に帰っている途中携帯を確認した。義博からメッセージが入っていた。
『二十一時新宿だよね?』
義博は、潤と違い、常に5分前には待ち合わせ場所に必ずいる。
『そだよ。潤が微妙って言ってるから、遅れてくるようだったら終電があるうちに帰ろう笑』
きっと義博は、そうしようと同意するはずだ。
ただ、冷静に考えると飲み会の日程も時間も潤が仕事で都合がつかず、潤の予定がいい日に合わせたのに、その本人がこないってのもどうなんだ。
そう思うと、少し悔しくなってきたので、携帯を取り出し、潤に電話を掛けた。仕事中のはずだから、出ないかもしれないが、着信を残し、今日来いよっという無言のアピールをしてやろうと思った。
だから本当は、すぐに切ろうと思っていたが、つい悪戯心が出てしまい、しばらく鳴らしてしまった。
すると、
『もしもし』
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