Scene 3

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 歯を磨き終え、支度も完了したので家を出ようと思い、携帯を掴んだ。画面が光っているのに気づき、見てみると携帯電話のアプリLINEにメッセージが届いていた。  靴を履きながらアプリを起動する。潤からだった。 『悪い、今日行けるか微妙かも』  潤のお決まりのパターンだ。いつも前もって飲み会の予定を言うにもかかわらず、毎回ギリギリになって、微妙になったと言う。  しかし、たとえ来ることができても、百パーセント遅刻してくる。  コイツのスケジュール管理は一体どうなってるんだろうか。  しかも、厄介なのが、来るのか来ないのかすらもはっきりしない。 本人は、一応来る気があるらしく、何度か夜の零時から参加したこともある。もちろん朝まで飲む時はいいが、そんな毎回朝までなんて飲んでいられない。朝まで飲まないから解散すると言う時は、結局来れずに終わったりする。
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