8人が本棚に入れています
本棚に追加
正直自分は絵里ちゃんに何度も会っているが、フランクに接しながらも、
礼儀正しく、整った顔をした美人である。
いつも笑顔で話してくれるため、怒っている姿が想像できない。
しかし、潤は、
『あいつはマジで猫かぶってた。付き合っていた時は自分もその姿に騙されたけど、本性は、口が悪い、すぐキレる。』
潤に赤ちゃんが生まれ、少し経ったあとに、潤が話してくれた。
「未だに想像できないわ。」
義博が笑いながら言う。
義博も何度か絵里ちゃんとは会っている。やはり自分と同じ気持ちなのだろう。
「子供はどう?いくつになったっけ?」
毎回同じ質問をするが、年齢がどうしても覚えられない。
「上が5歳で、下が3歳だね。潤二号と三号だね。」
潤は嬉しそうに語る。
「潤二号と三号。心底絵里ちゃんに同情するわ。」
「間違いない。」
自分と義博は、笑いながら話す。
最初のコメントを投稿しよう!