1人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
2
ピンポーン
玄関のベルが軽やかに鳴る。
扉を開けると、そこには大きな荷物を抱えた彼の姿があった。
「お帰りなさい、社員旅行どうだった?」
「どうもこうも、毎日電話してたからもう話すようなことがないよ。というか、電話かけすぎだよ。気づいたら不在着信三桁いってるんだもん」
仕方ないじゃない。
それだけあなたのことが好きなんだもの。
それくらい私はめんどくさい女なんだもの。
最初のコメントを投稿しよう!